パートデザインツールは複雑なソリッド部品のモデリングのためのツールを提供することを目的とし、フィーチャー編集による方法をその基盤としています。パートデザインツールスケッチャーワークベンチと複雑に関係しています。

このWikiページは次期バージョンのFreeCAD v0.13に基づいて書かれています。それ以前のバージョンではパートデザインツールの一部が無かったり 、あるいは全く含まれていない場合もあります。現在のパートデザイン機能の全てを入手するにはダウンロードページへ行ってFreeCADを更新してください。


Revolve3 cropped.png

基本的な作業の流れ

スケッチとはソリッド部品を作成、編集するための基本となる要素のことです。作業の流れを要約するとこうなります:まず最初に2D形状を含むスケッチを作成します。次にスケッチに対してソリッド作成ツールを使用します。この時に利用可能なツールは以下の通りです。

  • パッド スケッチの押し出しを行います
  • ポケット 既存のソリッドにポケット(くぼみ)を作成します
  • 回転 軸の周りにスケッチを回転させてソリッドを作成します
  • 既存のソリッドに溝を作成します

将来のリリースではさらなるツールが計画されています。

パートデザインワークベンチで非常に重要となるコンセプトはスケッチのサポート(支持物)です。スケッチは標準面(XYXZYZとそれらに平行な面)上または既存のソリッドの面上に作成することができます。後者の場合、既存のソリッドがスケッチのサポートとなります。ツールの中にはサポートを持っているスケッチに対してだけ使用できるものがいくつかあります。例えばポケットです - サポートがない場合、マテリアルからは何も取り除かれません!

いったんソリッド形状が作成されれば面取りやフィレットといった変更やミラーやパターンといった変形を行うことができるようになります。

パートデザインワークベンチは一つのつながったソリッドを作るためのものです。複数のソリッドはアセンブリワークベンチで取り扱うことができます。

ツール

パートデザインツールは全てパートデザインを読み込んだ時点で表示されるPart Designメニューにあります。

ここにはスケッチャーワークベンチのツールも含まれています。これはパートデザインモジュールがそれらと深く関係しているからです。

スケッチャーツール

スケッチャーによる形状作成

オブジェクト作成のためのツールです。

  • Sketcher CreatePoint.png : 点を描きます
  • Sketcher Arc.png 円弧: 中心、半径、開始角度と終了角度から円弧を描きます
  • Sketcher Circle.png : 中心と半径から円を描きます
  • Sketcher Line.png 2点線部ん: 2点からなる線分を描きます
  • Sketcher CreatePolyline.png ポリライン(複数の点から鳴る線分): 複数点の線分で作られる線を描きます
  • Sketcher CreateRectangle.png 四角形: 2つの対点から四角形を描きます
  • Sketcher CreateFillet.png フィレット: 一つの点でつながる二本のライン間にフィレットを作成します。両方のライン選ぶか、節点をクリックしてからこのツールを実行してください。
  • Sketcher Trimming.png トリム: クリックした点に応じてライン、円、円弧をトリムします
  • Sketcher External.png 外部形状: 外部形状につながるエッジを作成します
  • Sketcher AlterConstruction.png 作成モード: 作成モードを切り替えます。作成したオブジェクトは3D形状操作では使用することはできません。

スケッチャーによる拘束

拘束はスケッチ要素間にルールを設定したり、垂直軸や水平軸に従ってスケッチをロックしたりする場合に使用されます。

  • Sketcher ConstrainLock.png ロック: 原点に対して垂直方向または水平方向の寸法を設定することで選択されたアイテムにロックをかけます(寸法は後で編集できます)。
  • Constraint PointOnPoint.png 一致: 選択された二点間に一致拘束(点ごと)をかけます。
  • Constraint PointOnObject.png オブジェクト上の点: 選択されたアイテムに対してオブジェクト上の点の拘束をかけます。
  • Constraint HorizontalDistance.png 水平距離: 2点またはライン終端間の水平距離を固定します。選択されているアイテムがひとつの場合、原点に対する距離が固定されます。
  • Constraint VerticalDistance.png 垂直距離: 2点またはライン終端間の垂直距離を固定します。選択されているアイテムがひとつの場合、原点に対する距離が固定されます。
  • Constraint Vertical.png 垂直: 選択されたラインまたはポリライン要素に対して垂直方向の拘束をかけます。一つ以上のオブジェクトが選択可能でなければなりません。
  • Constraint Horizontal.png 水平: 選択されたラインまたはポリライン要素に対して水平方向の拘束をかけます。一つ以上のオブジェクトが選択可能でなければなりません。
  • Constraint Length.png 長さ: 選択されたラインに長さ拘束をかけます。
  • Constraint Radius.png 半径: 選択された円弧、円に半径の拘束をかけます。
  • Constraint Parallel.png 平行: 二本の選択されたラインが常に平行となるよう拘束をかけます。
  • Constraint Perpendicular.png 直交: 二本の選択されたラインが常に直交するよう拘束をかけます。
  • Constraint InternalAngle.png 内角: 二本の選択されたラインの内角が常に同じとなるよう拘束をかけます。
  • Constraint Tangent.png 正接: 選択された要素に対して正接拘束をかけます。あるいは二本の線分に対して共線拘束をかけます。
  • Constraint EqualLength.png 等しい長さ: 二つの選択された要素に対して等しくなるよう拘束をかけます。円または円弧に対して使用した場合、その半径が等しくなるように設定されます。
  • Constraint Symmetric.png 対称: 二点とそれが形作るラインが対称となるように拘束をかけます。

その他

  • Sketcher NewSketch.png 新しいスケッチ: 選択された面または平面上に新しいスケッチを作成します。デフォルトの動作ではXY面が使用されます。
  • Sketcher LeaveSketch.png スケッチの解除: スケッチ編集モードを解除します。


パートデザインツール

作成ツール

ソリッドオブジェクトの作成、既存のソリッドオブジェクトからのマテリアル削除を行うためのツールです。

  • PartDesign Pad.png パッド: 選択されたスケッチからソリッドオブジェクトを押し出します。
  • PartDesign Pocket.png ポケット: 選択されたスケッチからポケットを作成します。スケッチは既存のソリッドオブジェクトの面にマッピングされている必要があります。
  • PartDesign Revolution.png 回転: 軸の周りにスケッチを回転させてソリッドを作成します。ソリッドオブジェクトを得るためにはスケッチは閉じた面である必要があります。
  • PartDesign Groove.png : 軸の周りにスケッチを回転させて溝を作成します。スケッチは既存のソリッドオブジェクトの面にマッピングされている必要があります

修正ツール

既存のオブジェクトの修正のためのツールです。修正するオブジェクトは選択できます。

  • PartDesign Fillet.png フィレット: オブジェクトの縁をフィレット(丸め込み)します。
  • PartDesign Chamfer.png 面取り: オブジェクトの縁を面取りします。

変換ツール

既存のフィーチャーを変換するためのツールです。変換するオブジェクトは選択できます。

  • PartDesign Mirrored.png ミラー: 面、平面に対してフィーチャーを鏡像反転します。
  • PartDesign LinearPattern.png 線状整列: フィーチャーを線状に並べます。
  • PartDesign PolarPattern.png 円状整列: フィーチャーを円状に並べます。
  • PartDesign Scaled.png 拡大縮小: フィーチャーを異なるサイズに拡大縮小します。
  • PartDesign MultiTransform.png マルチ変換: 他の変換を任意に組み合わせたパターンを作成できます。


追加

追加

パートデザインワークベンチのために作成されたいくつかのオプション機能です。


フィーチャープロパティ

Revolve toolbar.png

フィーチャーのプロパティには二つのタイプがあり、Propertyテーブルの下にあるタブを使ってアクセスすることができます:ViewプロパティとDataプロパティです。フィーチャーを編集した時に開くダイアログからアクセスできるフィーチャーのプロパティは全てDataタブに表示されます。

配置(Placement)

全てのフューチャーは配置情報をもっていてDataプロパティテーブルから制御することが可能です。部品の配置情報は座標系を使って制御します。注意:配置(Placement)オプションはフィーチャーの物理的な寸法には影響を与えません。たんに空間内での位置を制御するだけです!

角度(Angle)

角度情報は軸(Axis)オプション(下記)で使用される角度を指定します。ここで角度を設定し、軸(Axis)オプションで角度処理で使用される軸を設定します。 フィーチャーを指定された軸の周りに対して指定された角度だけ回転させます。 典型的な使用例は必要になった回転体を作成する場合でしょうが、既に存在するフィーチャーと位置を合わせるためにフィーチャー全体を一定量だけ回転させる必要がある場合にも使用できます。

軸(Axis)

このオプションは作成したフィーチャーを回転させる際に使用する軸を指定します。回転量に関しては角度(Angle)オプション(上記)で指定された値が使用されます。 このオプションは三つの値をとり、ツール上のx、y、zのそれぞれの入力欄に数値が指定されます。一つ以上の軸に対して値を指定すると各軸の周りに指定した角度だけパーツを回転させます。 例えば角度15°を設定して、xに1.0を、yに2.0を指定すると作成済みのパーツがx軸周りに15°、y軸周りに30°回転します。

位置(Position)

位置(Position)は全ての寸法が参照する基点を指定します。このオプションは三つの値をとり、ツール上のx、y、zのそれぞれの入力欄に数値が指定されます。一つ以上の入力欄に対して値を指定すると対応する軸に沿って指定された単位量だけパーツが移動します。


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